”Aloha"(アロハ)とはハワイ語で
「思いやり」
「慈悲」
「愛情」
アロハシャツは
日本の着物が起源だと言われています。

19世紀の後半ごろ
サトウキビ農園など、ハワイのプランテーションで労働者が作業着としてきていた「パカラ」と呼ばれる開襟シャツがありました。
パカラの素材は日本の木綿絣に似ていることや、パカラのチェック模様が和服の「碁盤縞(ごばんじま)」によく似ているところから、多くの日本移住者たちの作業着としても愛用されていました。
彼らは最初、着物を着て作業をしていましたが、ハワイの氣候や農園の作業には適さず、着物を解いて独自の作業着を作り上げていったそうです。
そして、彼らが持参していた着物を、パカラ風開襟シャツに仕立て直したのが、アロハシャツの起源だと言われています。
仕立て直すことができるのが、着物の良さです。
着物を通じて受け継がれていく、ものを大切にする文化は
遠く離れたハワイの暮らしの中でも、生かされ続けてきたのでした。
シルク(絹)の放湿性、吸湿性は、コットン(木綿)の1.5倍です。
繊維が細く、肌触りがなめらかで、通気性にも優れているので、正絹で作られるアロハシャツは、夏にぴったりです。
着物の美しさをそのままに、作業着として愛用していた彼らを見て
「私も着物で作ってほしい!」
現地の人たちからも愛されていたのだろうと、容易に想像ができそうですね。

紬アロハシャツ

長襦袢アロハシャツ
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日本の伝統文化である着物を
未来へつなぐ
「しあわせのふく」
参考
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