OUR STORY
「しあわせのふく」が生まれた理由
日本の伝統文化のひとつである着物から生まれる「しあわせのふく」
「ふくをきる」ということ
私たちは服を着て生活をします。
一着の服を選ぶということは
ひとつの生き方を選択することとも言えるでしょう。
服は、その人の心に大きく関わります。
だって「福(ふく)」を身にまとうのだから。
どんな服を着ようかな。
選べるのなら
こころがおどるふくをきる。
日本の伝統文化 着物
着物は日本の民族衣装です。
海と山に囲まれた豊かな自然の中で
日本独自の美意識を着物に表現してきました。
日本の繊細な四季の変化に合わせ
表現された素材や絵柄の着物を着て
四季のある国に生まれた喜びを味わっていたことでしょう。
祖母から母、母から娘へと、何代にも渡って受け継いでいくことができるのも着物のすばらしさです。
着物の行く末
さて、時代は移り変わります。
着物は普段着から
式典などで着られる特別なものになりました。
ご家族から大切に受け継がれてきた着物たちは
箪笥にしまわれたまま
その時が来るのを待っています。
しかし、着ることがなければ
忘れられてしまうのでしょうか。
職人たちが残した素晴らしい技術と
着物によって受け継がれてきた日本の古き良き伝統が
失われつつあるのです。
着物マニア姉妹
姉の明ちゃんと妹の清ちゃんは、着物が大好き。
二人は母から大切な着物と
たくさんの愛を受け取りました。
誰よりも着物の素晴らしさを知る姉妹は
着物を現代に甦らせることにしたのです。
「もったいない!」が口癖の明ちゃんは
端切れを使って小物作り。
服飾学校へ通っていた清ちゃんは
スカートやニットを合わせたワンピースを。
それらを身にまとい、街を歩く二人は
「着物マニア姉妹」と呼ばれるようになりました。
清愛KIMONOの誕生
着物マニアの姉妹の共通の趣味は
古着の着物屋を巡ること。
職人が織りなす巧みな技術や絵柄の美しさに
感嘆の甘いため息が溢れます。
一度も袖を通されていない、仕付け糸がそのままの着物
美しい着物たちに付けられている低い価値
素晴らしい着物が安く手に入ることに
喜ぶべきか、悲しむべきか分かりません。
それでも、二人がリメイクした洋服や小物を
「素敵!私も作ってほしい!!」
と言ってくれる人たちにたくさん出会います。
清愛KIMONOのブランドを立ち上げ
「本来あるべき着物の価値」を
たくさんの人たちに知ってもらおうと決めたのです。
「しあわせのふく」
「しあわせ」とは、人と人とのつながり。
何世代にも渡って受け継いでいくことができる着物
姿や形が変わっても
普段の服として、生活の中へ溶け込んでいく。
そしてご家族が未来へ紡いでゆく
「しあわせのふく」
美しい四季のある国に生まれた喜びと
受け継がれてきた、日本の古き良き伝統と
ご家族から受けたたくさんの愛を
未来を生きる子どもたちへ